適切な賃貸料とは
不動産投資をして多くの人が悩むのが賃料です。
適切な賃料というのは難しいように思われますが考え方は意外と難しくありません。
オーナーにとっては利益を出せることが大前提ですが借りる人にとってもお得だと思える賃料であれば適切といえます。
物件は空室が出てしまうと一気に利益が出せなくなるどころか赤字になる可能性もあり危険です。
そこで利益が出せるようにするために賃料を上げることばかりを考えるのではなく借り手がつきやすく長く入居してもらえる家賃を考える必要もあります。
利回りを計算する
適切な賃料を考えるにあたって最も大切なのはオーナーが健全に経営ができることです。
毎月の賃料によってローンが返済できたり諸経費が支払われたりしてなおかつ利益が出せなければ物件を所持する意味がありません。
物件を購入する費用や利回り、年間の諸経費を戸数と12で割れば1か月あたりの目安となる賃料を出すことができます。
物件によっては階数や間取りによって賃料を変えることもあるので平均額をもとにして調整をすることが必要です。
相場を考える
できるだけ早めに利益が出るようにするためには毎月の家賃は高いほうがありがたいですが高くしすぎると借り手がつかなくなってしまいます。
借り手が家賃が高いかどうかを判断する材料となるのが相場です。
近隣にある似たような物件がどのくらいの賃料で貸しているかを参考にすると借り手がつきやすい金額が見出せます。
オーナーができるだけ賃料を抑えたつもりでいても同等の物件がもっと安いようであれば選ばれない可能性が高いです。
空室を出さないようにするためには駅からの距離や間取り、環境といったものから入居者がどのくらいの金額まで家賃を出してくれるのかよく考えて金額を設定することが大切です。
賃料を決める要素を良く考える
近隣の物件よりも家賃が少し高く設定されたとしても考慮してもらえる場合があります。
それは賃料を決めるにあたっては複数の要素が絡んでいるためです。
たとえば他の物件よりも少し家賃が高かったとしても新築であったり最新設備が導入されていたり、セキュリティー体勢が整っていたりすれば十分考慮してもらえる可能性があります。
このようなアピールポイントがあれば入居者を促しやすくすることもできる要素なので空室が出た際の新規入居者を促すことにも活用できる要素です。
金銭的な価値として敷金や礼金を下げることも方法としてはあります。
ペット可にしたり女性のみ、学生のみ、といった条件を設定したりすることでほかの物件とはちがう魅力を出すこともできるので検討する価値がある項目です。
とはいえやみくもに条件を追加すると逆に選ばれにくくなることもあるので気を付けましょう。
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