求められている賃貸の条件とは何か
賃貸経営を考える時、どのような賃貸物件にすれば入居率が高くなるのか、考える必要がありますが、今求められている賃貸物件の条件とはどのような事があるのでしょうか。
駅から近いというのはやはりみなさんが賃貸の条件として譲れないと思う事が多いようです。
また日本人の場合、トイレとお風呂が一緒になっているという暮らしをしてこなかった人が多いので、お風呂、トイレが別の方がいいという意見も多くなっています。
更に暮らすなら2階以上の物件がいい、駐車場がついている方がいい、そして、今かなり意見が多くなっていることに「収納が多い」物件がいいという意見です。
南向きの部屋がいいという意見が昔は多かったのですが、それよりも、収納が多い方がいいという意見が多いのは、現代の特徴といえるのかもしれません。
一人暮らしを始めた人が不満と思う意見でも、やはり「収納が少ない」は上位に入ってきています。
賃貸でできる、収納力の差別化
お子さんがいるご家族の場合、三輪車、ベビーカーなどの置場がなく共用部の廊下に出してある事もよく見かけます。
その他キャンプで利用する用品等も室内に収納できないのか?段ボールに入れて廊下・・という事もあるのです。
居室に中二階を作りその階段の下にベビーカーなどの大物類を置けるスペースを確保しておけば廊下に置くという事も少なくなります。
またウォークインクローゼットは沢山の洋服、小物類などを収納できるのでお子さんがいるファミリーには必須ともいわれているのです。
ロフトや屋根裏のスペースを作る事でそこに大物を収納するスペースとして利用する方も多いです。
ふだん着ない衣類、利用しないバッグ類、スポーツ用品等もロフトがあれば十分入ります。
もちろん寝る場所として利用してもいいですし、利用される方が自由に収納、利用する場所として考える事の出来るスペースが多い方が収納に最高な賃貸と考えられるようです。
意外と狭くて収納がないトイレ・洗面
意外と狭くて収納が少ない・・・と思う部分がトイレと洗面になります。
トイレットペーパーや掃除器具を置きたいのにそれを隠しておける場所がない、狭いとなると現代賃貸を求める方々はいい物件と思わないようです。
トイレをちょっとおしゃれな空間にしたいという人も多く、収納プラス小物を置けるスペースなどがあるとより一層人気が出ると思います。
洗面に関しても鏡の裏の収納、洗面台の下の収納のほかに、タオルや化粧品類をおしゃれにおける工夫があるといいでしょう。
キッチンこそ収納命・・・ファミリー層ならより一層収納に力を入れる
女性はキッチンに生活感を出したくないと考えているので、何もかもしまえる作りのキッチンが人気です。
シンク下の収納の他、上の収納、電子レンジや炊飯器を置くスペースは当然としても、今はコーヒーメーカーなども利用されるかたが多いので広々している方が好まれます。
吊戸棚など以外にも、リフト式吊戸棚の設置などを考えてキッチンの収納力がほかの物件よりもかなり広いと差別化することで、人気物件となることも多いのです。