外壁材も選べばランニングコスト減につながる
賃貸経営を行う上でランニングコストを出来る限り抑えるという事はとても重要な事です。
実は住宅金融支援機構が調査した所、首都圏における賃貸オーナーの40%近くが終戦積立金の積み立てを行っているといいます。
これだけのオーナーが修繕積立金を積み立てているという事は、それだけ、建物に対して修繕費用がかかるという事なのです。
特に外壁、屋根といった外回りの修繕については、修繕をしっかり行っておくことで、外観のイメージをよくするという事もあります。
通常、こうした外壁については10年くらいでメンテナンスが必要になるといわれていますが、このサイクルを短くすることもコストダウンにつながることです。
外壁材でも質の高い物が出ていて、例えば親水性に優れ薄いが外壁のよごれを落とすというセルフクリーニング機能を持った壁材などもあります。
こうしたものを利用するとランニングコストを低く抑えることも可能となるのです。
お世話が楽な床材、壁クロスを選択するとコスト削減になる
内部に関しても入退去する時には、室内の壁、床を貸主側がメンテナンスすることになります。
傷がついていたり、古ぼけた印象になると入居される方が減る可能性もあるのです。
傷や汚れが極力つきにくい床材、硬質コーティングの施されている床材を利用することで傷もつきにくく、より長く利用出来るようになります。
クロスに関してはどうしても汚れるものなので、汚れが落としやすくクリーニングのみで連用できるものもあるのです。
汚れやすい部分と汚れにくい部分で利用するクロスの種類を替えるなど、いろいろ考えて工夫することで、メンテナンスも楽にできます。
ガスコンロやエアコンもメンテナンスを考えておく
ガスコンロからIHに交換するとなると導入費用が掛かりますが、その後、ガスコンロよりも火を使わないIHの方が汚れも付きにくく落としやすく、また機器の寿命がかなり長いのでランニングコストを考えるとIHの方が削減できます。
エアコンは古い物を利用しているより、新しく「10年以上メンテナンスフリー」などのエアコンする方が維持しやすく故障等も少なくランニングコストがかかりにくいです。
エアコンやIH等についても寿命等も考慮して考えておきたいことになります。
工法を考えるなら重層長屋がお得になる
共用部が多いと電気代、掃除費用など結構掛かる費用が多くなりますが、こうした費用を極力少なくしたいなら、重層長屋タイプと呼ばれる建築を選ぶといいと思います。
1階の玄関も2階の玄関も1階にあるというタイプで、2階に暮らす人は室内階段を利用します。
共用部にかかるコスト削減になるほか、入居されている人が土足で共用部を利用することがないので掃除の手間も省けるのです。