賃貸住宅の建築・・・工法を知っておく方がいい
賃貸住宅を建築する時、どのような構造がいいか、耐用年数も長くてメンテナンスも楽になるような工法があるか等、建築会社の方に相談する大家さんが多いようです。
しかし、この工法については一概にこれがいいという事よりも、立地条件やどのように経営していきたいのか、それによって変わるといえます。
木造の場合、設計の自由が効くというメリットがあるので、狭い土地、変形している土地に建設する場合に向いています。
鉄骨造の場合、耐用年数が木造よりも長くなるので減価償却期間が長くなり、それがメリットです。
RC造は高層建築が出来、建築のコストはかかりますがより多くの入居者を得ることができ、収益という面でメリットが高いです。
つまり、賃貸住宅の立地、また経営していくときに何を重視するのか、という事で選ぶ工法も違ってきます。
構造は総合的に判断して決めること
賃貸住宅を建設する場合、建設する立地条件や環境、またその地域の家賃相場などもかなり違ってくるものなので、総合的に判断しどのような構造にすべきか考えなくてはなりません。
家賃をそう高く取れない、例えば駅から遠い、スーパーなどが遠いなどの条件が悪い場合、収支に関してはデメリットです。
この場合、あまり建設コストを掛ける事が出来ないと判断し木造、鉄骨造の方が安心といえます。
地価も高く立地条件もいいのである程度家賃を高くできるという場合、階数を多くできるRC造にして収益を多く得る工法を考える事が出来ます。
木造を建設する場合の特徴とは何か
主要構造部に木材を利用し建物で、減価償却期間がどうしても短くなりますので、資金収支という面に関してはいい工法となります。
柱や梁を組み構造体として作る在来軸組工法、枠組み、面材を利用し天井、壁、床という構造を持つパネル工法などがあり、現代は木造も高性能な建造物を作ることもできるようになっているのです。
鉄骨造の建物の特徴とは？
主要構造部に鉄骨を利用しているので、木造と比較すると太陽園ン数が長いという事で、長期的経営を行う場合に適しています。
鉄骨の厚みなどから断熱性能、遮音性能も変わりますしコストも変わるのです。
耐用年数をより長くというと鉄骨の厚みを厚くする等も考える事が出来、費用は木造よりかかりますが、将来的に木造よりメンテナンス費用が掛かりにくいです。
RC造は高層にできるなどの特徴を持っている
主要構造部を鉄筋とコンクリートによってつくる建物の事で、通常RC造の建物は国内でマンションといわれることが多いようです。
コストは高くなりますが、中層、高層などの建築が出来るようになるので、地価の高いところに建設する場合など工法として選択されるかたが多くなっています。