高齢者の入居を受け入れよう!

高齢者同士の暮らしが増えている中で

超高齢化者社会といわれている中で、高齢者同士夫婦やパートナーと暮らすということも多くなっています。
昔の日本は大家族で、祖父母、親世代、子供という三世代家族などが普通でしたが、今は核家族化が進み祖父母、またパートナーが亡くなり残された高齢者が一人で暮らすということも珍しくありません。

今大きな問題となっているのが高齢者の賃貸入居です。
65歳以上の高齢者がいる家庭が増加の一途をたどっている今、高齢者同士で暮らすという生活もこの先さらに多くなることが予想され、この先、高齢者が単体で賃貸を借りに来ることが多くなるといわれています。

現段階でも高齢者が物件探しに来ることが多くなったというエリアが多くなっているのです。
高齢者の入居を受け入れることで空き室を埋めるということもできますので、高齢者の入居について積極的に考えてみてもいいでしょう。

すでに入居者の5人に1人が高齢者という現実

これから先はもっと増えることが予想されますが、現段階でも賃貸物件に暮らす高齢者は5人に1人が高齢者といわれています。
賃貸物件のオーナーは高齢者の受け入れが多くなっている現実を踏まえ、この先高齢者の入居についてしっかり考えておくべきです。

近頃は見守りサービスを行う業者も多くなり、高齢者の生活をバックアップするシステムも増えています。
その中で、高齢者を受け入れることのリスクも理解すべきです。

高齢者を受け入れるリスクとは

高齢者を受け入れるのだという事はリスクを負う事だとまず認識する事が必要です。
高齢の方が入居する場合には、健康で若い人よりも病気によって突然死する事もありますし、様々なリスクがあります。

そのリスクがあることを承知で高齢の方の暮らしを支えていくという心構えも必要なのです。
入居する事へのリスク、それに対する心構えを持つことがまず重要なことでしょう。

孤独死に対するリスク

高齢になれば妻、夫、伴侶を亡くすこともあり、一人で賃貸物件に暮らしている高齢者も少なくありません。
一人で暮らす中で近くにお子さんがいたり、様子を見に来てくれる人がいればいいのですが、孤独死という悲しい状態になることもあるのです。

孤独死となってしまってからご家族、親類縁者が見つからない場合には、ご遺体を荼毘にふすことも考えておく必要があります。
身元引受人をしっかり得ておくことが求められるでしょう。

残置物、滞納、片付けられないなどのリスク

高齢者は体力もなく、慢性疾患を持っている人も多いので部屋を片付ける気力がない状態になることもあります。
そこで生まれるのがゴミを部屋の中に貯めてしまうというリスクです。

また家賃の対応や残置物があるままでの退去など、リスクは高齢者以外の方の入居よりも高くなります。
こうしたリスクを考えても、この先、物件探しに来る高齢者が増えることは必須なので、対応策を考えることが必要となるのです。